社会福祉法人 みずき福祉会 

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Chairmanコラム

Chairman(チェアマン)阿部 美樹雄のコラムです。福祉に携わるすべての人に向けたメッセージです。

私たちには、自ら考え必要に応じて行動を選択し、捉えなおしをして成果・結果につなげることができる能力、コンピテンシー(Competency) が必要です。
(2022-6-29)

福祉の現場で必要な能力と言われて、まずイメージされるのは、社会福祉士や介護福祉士、精神保健福祉士などの国家資格のことです。

これらは客観的であり、一定の知識やスキルを持っているものと評価できます。

学びを重ねて、資格試験の合格を勝ち取ってきたからです。

しかし、大切なことですが、多様な人たちで成り立っている福祉の現場では、調整能力や協調性、交渉力など、テストでは測れない能力も必要となり・・・・・ 

援け、援けられるという安心、援けあう暮らしを創っていくことが社会福祉ということなのかもしれません。
(2022-6-8)

抽象的でない精神性(この人をいつまでに笑顔が溢れる人にていきたい!安心に包まれる表情にしたい!決して孤独にさせない!)などの達成すべき目標実現のために福祉の仕事の役割はあります。

そして、その目標のために行動できる職員集団のあり方、援けあうことを前提とした社会、相互支援社会(共生社会)になるための活動を、この時期だからこそ推進していかなければならないと思います。

厚生労働省『令和2年簡易生命表』によると、日本人の平均寿命は、女性が87.74歳と前年から0.29歳増、男性が81.64歳と前年から0.23歳増と過去最高を更新しました。

しかし、健康寿命はこの年齢をさかのぼること・・・

不条理や困難に苦しむ人々を応援することは、どんなに小さなことでも大切です。自ら感じ、行動することで、自身の心の治癒や肯定化にもつながります。
(2022-4-12)

デルタからオミクロン、それもBA1からBA2へ、そしてそのミックスであるXEへとコロナは変異を続けています。

終わることのない感染症により、多くの人々が、下園壮太氏(注)が言う蓄積疲労のサードショックの入り口にいるように思えます。

そのことに加え、不条理な戦争の中で、罪もない人たちの命が奪われるというニュースが連日報道されています。

戦闘シーンもゲームではなく現実・・・・・

危機に立ち向かうには、関わる全員が目的を共有し、自立的に思考をし、協力意志により行動をした成果で、シナジー効果を生み出すことが必要です。
(2022-3-15)

令和2年から始まった新型コロナウイルスの感染拡大により、当初のマスク・グローブ・消毒用アルコール等の衛生資材不足と価格高騰をはじめ、面会・外出制限等、目まぐるしい情勢の変化の中、慌ただしく新たな衛生管理体制の構築を行ってきました。

BCP事業運営の継続計画やゾーニングという衛星区域の設定など…

しかしながら、デルタ株からオミクロン株への入れ替わりの時期においては、その活性の強さに、町田福祉園ではクラスター(5人以上の感染者の発生)が......

「運命と決意」とは自分が作るもので、運命のしもべになってはいけないのです。 運命の人を求めるのではなく、運命と言えるだけの関係を築き上げることが大切なのです。
(2021-11-12)

運命の人などいません! 

なぜ、私たちは「運命の人」という言葉に魅かれるのでしょうか。

毎日誰かと会っているのに!

出会いから、何かしらの関係へと発展させるためには、一定の勇気が必要となります。

勇気をくじかれた人たちが、運命の人という幻想にたどり着くのです。

目の前に愛すべき他者がいるのに! 

関係を築くためには・・・・・

今、福祉人のすることは、社会から孤立していて不安にさいなまれている人たちにと向き合い“ 今できることをする人 ” を増やせるように導くこと、繋ぐことなのです。
(2021-10-22)

コロナ禍では、人々の生活基盤がこんなにもたやすく崩れ、経済的にも世界的な規模で壊滅的な被害を受け、パンデミックへの対応力の脆弱さを露呈しました。

また、世界規模の大きな変化のため、精神の消耗度合いも少なくないです。

そして、日本全体が同じ状況下に置かれているので、自分が疲れていることを自覚しにくくもなっています。

さらに、健康や生死にも関わる問題でもあるため、強い不安を・・・・・

「命の選別」がリアリティを帯びているコロナ禍だからこそ、不安を少しでも軽減するリーダーのあり方が求められます。
(2021-8-24)

みずき福祉会は法人設立31年目になります。

かつて強度行動障害と呼ばれた若者たちの多くは、穏やかにグループホームで暮らしています。

私たち、傍にいる職員が「変わらない障害」「困った人」「暴れて手がつけられない人」など、固定的、偏狭的にとらえていたなら、この “ 穏やかさ ” は提供できていないのだろうと思います。

年を重ね車イス生活になっておられる方々も笑顔が多く、職員が救われます。

支援の仕方で、障害の重さは変わります。

障害を「かわいそう」だと見えている人たちの反応は...

この時代だからこそ、するべきことの明確化、価値の再発見が大切であり、エモーショナルに強い人にアドバンテージがあります。
(2021-8-5)

失われた10年、20年、30年の最後にパンデミックがやってきました。

映画の中でしか取り上げられない仮想の世界と思っていたことが現実となり、一年半の間に世界に蔓延してしまいました。

急遽作られたワクチンにより一時的に重傷者は減ったものの、変異を繰り返し陽性者数は驚異的に増えています。

昨年の春の集団ヒステリーのような状態・・・・・

より良い未来を創るために私たちは何をすべきか! 人を大切にするという今ある強い思いしかその未来を保証しないのです!
(2021-6-23)

お客が求めている価値を理解し、それを提供することをマーケティングといいます。

その価値を探るために聞き取り、調査、分析をします。

そのデータは、顧客の無自覚な領域も含め、言葉と違うニーズ、ペルソナまでも読み思い描く力を必要とされます。

Hうどんチェーンは、数年前、巨大ダイオウイカが水揚げされ大きな話題になった時に、このイカのてんぷらをメニューに入れると公表し・・・・・

 

“とりとめもない” ことが大切!意識することなく自然に働きやすい環境が整えられ、援けあいがある職場を創っていきたいと思っています。
(2021-6-9)

「努力を努力と思っている限り “好き” でやっている人には勝てない」

天才とか非凡なる努力家と思っていたイチローのフロー脳は、仕事・未来課題を “好き” と捉えています。

上手く行っている人は皆努力をしているわけではなく、私たちが考える努力を努力と感じない方法で捉えています。

自分が就きたい業種に就いたとしても、やりたい仕事は3割、せいぜい4割で、6~7割はやりたくないことをしています・・・・・


無理なく心的安全状態が保たれ、自ら選択できる人生を歩むためには、普段から“少しだけ上を目指す目線 ”が必要となります。
(2021-5-11)

2020年2月初旬、豪華客船から発生した日本国内の新型コロナ感染は、一年以上経っても変異を繰り返しながら収束の見通しが立っていません。

頼みの綱のワクチン接種も、政府から発表されたスケジュールのように進んでいません。そして、東京などの緊急事態宣言の発出が繰り返されている。
外出が制限され、教育も仕事もリモート化し、巣ごもりの長期化が続いています。

こうした生活様式の変化により、目の痛み、筋力の低下、倦怠感、血圧の上昇等々心身ともに不調を感ずる人は少なくありません・・・

「心は理解し身体は止める」共感的とは
(2021-4-1)

新型コロナウイルスの PCR検査を、入所施設のユニット(16名)のご利用者全員にしなければならないことがありました。

重症心身障害者と行動障害があるいわゆる最重度の方々です。

検査方法は、鼻から長い綿棒を入れる方法で、

痛く怖い・・・

コロナ禍に思うこと。Assisted decision making もっともひどい貧困とは、孤独であり、愛されていないという思いなのです。
(2021-2-9)

大リーグで活躍していた田中将大が日本球界に復帰しました。

田中はメジャー移籍後もシーズンオフになると仙台市内の球団施設で練習していました。

今年が東日本大震災から10年となる特別なシーズンと意識していたといいます。

未曽有の災害から十年が経ち、パンデミックという…

地域が持っているリソースを分かち合い、人間的な暮らしを可能とする、サスティナブルな社会の在り方が必要です。
(2020-12-22)

日本の高齢化率(65歳以上)は70年代に高齢化社会(人口比7%)になり、2008年には超高齢化社会(21%)になりました。

驚くべきはそのスピードで、たった38年しか経っていないのに3倍に。

同じ状況になるまでに、ドイツは83年間、アメリカに至っては108年間を要しています。

いかに日本は短期間で超高齢化社会になったのかと驚かされますが、2025年には日本国民の30%に・・・・・

「誰一人取り残さない」「助け合う」社会の実現こそが最終的な帰結であることを確信しています。
(2020-11-25)

あなたは、社会から忘れられつつある、あの事件を覚えていますか?

加害者Uは、「なんの生産性もない、意思疎通の取れない重度障害者は抹殺することが最善・・・」と言っていました。

その後のある議員のLGBTの人たちへの「生産性のない人たち・・・」との心無い言葉や、廃刊に追い込まれた月刊誌での障害者への差別的な取り上げ方など、この社会の福祉利用者への視点の厳しさを痛感・・・・・

自身の内面について語れる支援者は、他者がどのような自己イメージを抱いているのかを推測しやすいと言われます。
「わたしのおうち」は思いあふれる名著で教科書です。

(2020-10-15)

町田福祉園のご利用者の父親が職員との8年間の連絡帳(生活記録)をもとに、その思いを綴った本が出版されました。

親の愛情、担当した職員の思いが瑞々しく書かれています。

私も部分執筆させていただきました。

多くの福祉関係者、親御さん、他者と関わる仕事を生業とする方々に読んでいただきたいと思います。

タイトルは『わたしのおうち~チャレンジドと支援スタッフの物語~』・・・・・

この仕事に価値を見いだせていく職場が、良い福祉人を養成し相互支援を生み出し共生社会を作り出します。
(2020-7-27)

数年前のことですが、ある高齢者施設でオムツを交換する時にスタッフが家族の前でも(家族以外でもイケないことですが)侮蔑的な言い方をして心理的虐待として大きな問題となり職員全員研修ということで、講師に招かれたことがありました。

一度の研修ではこのスタッフの中に培われた対応のパターンは簡単には変わらないのだろうな・・・と思いながら研修を終えたことを覚えて・・・・・

心は理解し、必要な時は行動をとめることに協力する。

共感的でなければ乱暴になります。支援者としての大切な視点です。

(2020-5-19)

障害とは、社会の中での「生きにくさ」だといえます。

これは、本人の責任ではありません。

社会のあり方によって、生きにくさは変化するからです。

生きにくさには、様々なものがあります。

どんなに体が不自由でも、複雑なことを理解するのが苦手でも、無表情でも、一人ひとりの内面には、必す一人ひとり個性的な豊かな感性が存在します。

支援者の役割には、いろいろありますが、突き詰めていくと・・・・・

未来は意思です。その未来から“今なすべきことを考える”それが“福祉人”の生き方です。
(2020-5-14)

障害を持たれている方々は、私たちと比べて何倍もの迫害体験を受けてきているといわれています。

「生きにくさ」があるとしたら、彼らの問題ではなくこの社会が生み出してきたものなのです。

私たちの仕事は、幸福感を感じられる豊かな・・・・・

心と体はつながっており自らの心が戦っている時それを応援する“もう一人の自分”の存在が大事なのです。
(2020-3-30)

ついに障害者施設で新型コロナウィルスの集団感染が発生しました。

人情味の厚い施設長さんの顔が目に浮かびます。

海外にも一緒に行った古くからの友人です。

さぞ大変な状況になっているのだろうと・・・・・

どんな苦境でも意味づけをポジティブに変えることにより価値となります
(2020-3-6)

新型ウイルスは、感染力は高いと言われるものの感染者数・死者数ともインフルエンザに遠く及ばず、高齢者や喘息やいわゆる慢性疾患のある人を除けば致死率も重症化率も高くありません。

「ハイリスク者」以外の方は過剰に心配しすぎることはない、「正しく心配しましょう!」とこれまで言われていました。飛沫感染・接触感染という感染経路から・・・・・

「Gods in the details」
(2020-1-22)

今年のテーマとして、様々な階層の職員に伝えてきたことは「原点に戻り、細部に拘り丁寧な仕事をしよう!」ということです。

食事介助のときは、本人が食べたいだろうことを思いながら、話しかけながら気持ちよく食べていただこう。

オムツ交換の時は、身体的に気持ちよくなった時に「〇〇さん、気持ちよくなってよかったですね!」と、心理的に気持ちよくなる言葉も添えよう。

私たち職員との関わりの中で幸せや安心に包まれる体験をしていただくことが大切です。

アウトプットのわかりにくい私たちの仕事にはどんなに障害が重くても・・・・・

社会福祉法人に求められる新たな役割は、市民が持っている様々なリソースをコーディネイトし地域の問題を解決していくというクリエイティブな在り方です。
(2019-12-12)

福祉は、パラダイムの変換とも言える時代を迎えています。

世界の中で1億を超える人口を有する国として、初めての超高齢化社会を迎えています。

そして、国は「地域共生社会」という画を書きこれを実現するため“地域包括ケアシステム”という方法を打ち出しました。

地域とはその構成員が必要な役割を担い合う共同体であり、包括とは住民参加で多種多様な連携でシームレスな支援をすることを・・・・・

人から受けた親切をその相手に対して恩返し(ペイ・バック)するのではなく、ほかの誰かに違う形で恩を先送りして親切心を広げる“ペイ・フォワード” をするという考え方があります。 
(2019-11-20)

人は、相手が喜び、幸せを感じ、元気になるように考えれば考えるほど、

それはあなた自身にエネルギーを生み出し、

フローなあなたを自ら作り出して行くことになります。

フロー理論では与える人が成果を得るのです。

フォワードの法則と・・・・・・

地域共生社会において、人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出し最後を迎えるか!  Aging in Place、 Sustainable がテーマです。 
(2019-10-25)

大きく地域共生社会へと柁を切り始めている時代を迎えています。

障害だけでなく、高齢者、児童、生活困窮者等を

包括的にケアしていこうということが求められています。

パラダイムの変換の時期であると言えます。

すでに実践を積み重ねていっている自治体も増えていく中、

法人が所在している行政はどのようにしていくのか・・・・

「響き合い・繋がろう」とする、心のケアをする仕事は、人として相互変容を生み出す、根源的な意味を持つ仕事なのです。の事柄が、ご利用者の暮らしの向上や安心に繋がっていくべきなのです。 
(2019-9-11)

私たちが大切にしてきた支援は、

サービスをご利用される方の“心に添う”ということです。

それは、表層で見えていることではなく、

背景にある辛さや悲しさ、

嬉しさに心を同調しようとすることです。

人は、相手の表情や雰囲気、口調、全身像などから、

その方の“本当の思い”を感じ取ります。

言葉がある人の方が言葉に惑わされ・・・・・

すべての事柄が、ご利用者の暮らしの向上や安心に繋がっていくべきなのです。 今一度、業務の在り方を整理して真のマネジメントを実行しましょう。
(2019-8-7)

良い職場であり続けるために、

我に厳しくある必要があります。

業務の効率性・質の向上を

自らチェックすることが必要です。

・低次元の答えしか導き出せない
  非効率な会議をしていませんか?

 → 効果的な会議をするためには何が必要ですか?
 → そもそも必要な会議ですか?
 → 話し合う目的は・・・・・

 

「人の役に立ちたい」と思っている人は少なくない! そんな民度の高い人々の多い日本の未来をデザインするのは 社会福祉法人かもしれません。
(2019-7-31)

社会福祉法人制度改革(H29.4)は、社会福祉法人の評議員に議決権を与えるなどのガバナンスの強化、社会貢献を義務付けるなどの、地域における広域的な取り組みを実施することの責務、役員報酬の透明化や役員報酬の開示などの財務規律の強化や事業運営の透明性が求められています。

もとより公費によって運営されている社会福祉法人の会計は・・・・・

機能だけではない福祉”の在り方に気が付いている人たちは、仕事そのものから大きなエネルギーを得ることができます。

(2019-7-4)

ミッション・ビジョン・バリューのオーソドックスな定義についてお話しします。 

ミッションは組織が果たすべき使命・役割であり、

具体的には目的、事業領域、経営方針、経営戦略などです。

ビジョンは組織が目指す将来のある時点での状態、あるべき姿をさします。

そしてバリューは・・・・・

そばにいる人を幸せにするということは、自らが幸せでいることに他ならないのです。自立型の姿勢なのです

(2019-6-6)

私たちは、大きいことはできません。

小さなことを 大きな愛をもって行うだけです

(マザー・テレサ )


人に幸せになってもらうというと、

何か大きなことをしなければいけないと思ってしまいます。

しかし、大きなことなどなかなか見つからないので、

ついつい何もせずに終わる、

というのが大方の我々の日常・・・・・

“辛い・悲しい・寂しい等”の一次感情を理解していく過程のことを、“心をケアする”と表現します。
(2019-5-15)

子供に素因としての障害があるために、顕在的障害の行動(行動障害)が生まれるとされる個体論的視点は、

当然のことながら否定され、「子供に素因としての障害があったとしても、

周囲の人的環境や物的環境との関係の中で生じた困難が行動として顕在化する」と解釈される関係論的視点は常識的であると考えてきました。

「身体性・自我意識・情動・社会環境」を分離して考えること自体が不可能である・・・・・

「心を支える」という視点
(2019-5-10)

人は人との関係の中で、安心し不安にもなります。

障害のある人の意思が表現しやすい環境があり、

自己決定に至るプロセスそのものへの支援がされ、

その人らしい自立した生活が継続的に送れるような社会システムの構築が必要です。

コミュニケーションを支援し意思決定を尊重するという営みは、障害のある人と支援者が相互に影響しあい、響きあい、

互いの存在を尊重し合う、まさに対等な関係性があって成り立つ・・・・・

良好な関係を他者と持ち得ているとき分泌されるのが幸せのホルモンといわれるオキシトシンです。
(2019-3-28)

他の動物と比べて超未熟児として生まれる私たち人間は、抱き着くこと、

吸う力、握る力など原始反射という、先験的に胎内にいる時に

脳幹(生命を司る)により作られる力をもって生まれてきます。

この力は、半年後にいつも安定的に授乳をしてくれる存在がいることによって

無くなっていきます。

この人生の初期に培われていく信頼感が・・・・・

心に添い、心のケアをする仕事は、人として相互変容を生み出す根源的な意味を持つ仕事です
(2019-3-14)

私たちが大切にしてきた支援は、

サービスをご利用される方の“心に添う”ということです。

それは、表層で見えていることではなく、

背景にある辛さや悲しさ、嬉しさに心を同調しようとすることです。

人は、相手の表情や雰囲気、口調、全身像などから、

その方の“本当の思い”を感じ取ります・・・・・

働きがいのある人間らしい仕事の在り方は“福祉”から発信をする必要を感じています。
(2019-3-11)

私は昨年外科の手術をし、現在は2か月に1回の診察を受けています。

2か月に1回のMRIでの診察を米国で行ったとすると、

20万円代の支払いになるといいます。米国の保険料はかなり高いです。

障害者の為の医療費の保障(Medicare)、低所得者の医療扶助(Medicaid)

を除くと、徹底した自己責任の社会だと・・・・・

人は等価交換ではない善行をする存在なのです。
そのことを共生といいます。
(2019-1-17)

この星に生息する唯一の意識生命体に分類される人類の脳が、

他の生物の脳と異なるのは意識があるかないかとされています。

ここで言う意識は気絶している、していない、なのではなく、

ある特定の脳の使い方を持っているか否かです・・・・・

支援者自身の人間的な成長は利用者様の幸福度に大きな影響を与えます。
(2018-12-21)

人は人との関係の中で、安心し不安にもなります。 

障害のある人の意思が表現しやすい環境があり、

自己決定に至るプロセスそのものへの支援がされ、

その人らしい自立した生活が継続的に送れるような社会システムの構築が必要です。

コミュニケーションを支援し意思決定を尊重するという営みは、

障害のある人と支援者が相互に影響しあい、響きあい、

互いの存在を尊重し合う、まさに対等な関係性があって成り立つ・・・・・

様々な人がいて当たり前の社会、本来すべての国民が幸福になる社会を目指して
(2018-11-28)

日本は敗戦(1945)の次の年には憲法を制定し、

児童福祉法(1947)、身体障害者福祉法(1949)は

戦争で孤児になった子供らや傷ついた人たちに早期に対応し、

そして社会福祉事業法(1951)を制定し、

これらの緊急的な援護と基盤整備(救貧)を安定的に運営できるようにした。

精神薄弱者福祉法は1960年、重度棟は1967年に設置し、

施設整備5か年計画(1971)で現在のような施設の形態が作られていく。

財政的には、朝鮮戦争の特需などが下支えとなって

高度経済成長を迎え国民皆保険/皆年金(1961)が始まったが

1980年代には財政再建・福祉国家のあり方への見直しが始まり陰りがみえてくる。

みずき福祉会が設立した1991年から2011年までは

「失われた20年」と言われる長期的な経済低迷時代をであった。

しかしながら・・・・・

“障害があろうがなかろうが” 誰もが社会を構成する大切な要素です
(2018-11-15)

古代ギリシャの哲学者ゼノンの言葉 

「人は口が一つなのに耳は二つあるのはなぜだろうか。

それは自分が話す倍だけ相手の話を聞かなければいけないからだ」

聴くこととは、聞くと違い、耳と目と心をもって聞くこという!

このことを傾聴という。

傾聴とは、対象者が「自分の言葉に真剣に耳を傾けてくれる人がいるとわかること」

「自らの存在そのものが重んじられているとわかること」

「受け止められている」と感じてもらうことであり・・・・・

福祉とは人としての源流に戻るだけのことです
(2018-09-12)

対人援助とは、単なるコミュニケーション能力ではなく、

対象者の想いに対して、一度立ち止まり、

自分の問題として共感的に捉えることで、

「自分だったらどうするのか?

自分は何ができるのか?どんな形で役に立てるのか?」

という気づきが生まれることによって・・・・・

くじけそうになる自分から回復する力!レジリエンスマッスル!
(2018-08-10)

無理やりポジティブワードを並べることに

多少は意味があるかもしれません。

けれど、マイ フロー ワードは

シンプルで少ないほうがいいです。

自分を自分で勇気づける言葉(コーピングマントラ)

揺らがない、囚われない自分をつくる言葉を

普段から用意しておくことです!!

私は「人生は常に制限のあるもの、

制限のあるなかで・・・・・

明日が普通でいられるという前提が崩れる!ということ
~すべての人たちが安心に包まれる社会でありますように!~
(2018-07-09)

わたくし阿部は、5月30日に、肩の腱板広範囲断裂により

臀部の腱を移植し縫合するという手術をしました。

可動域が正常になるまで半年、

完治まで一年ということです。

術後3週間は歩けず痛みとの戦いでした。

ようやく5週間がたち・・・・・

職員は、意識的に仲良くしてください
(2018-05-29)

職員同士は、意識的に仲良くしてください。

ご利用者にとって最も大きな刺激は人だからです。

能動的に関係をつけることが苦手な方々にとっては、

低刺激で穏やかであることが大事なことです。

障害を持たない子供たちでも発達にばらつきがあり......

ドラッガーが言う“ナレッジワーカー(知識労働者)”とは
(2018-05-28)

 

ドラッガーが言う“ナレッジワーカー(知識労働者)”とは、

「自ら考え、自ら決め、自ら行動する人」

という意味で、

このことと対極にあるのが“マニュアルワーカー”、

すなわち、指示、命令に..........

平成30年度を迎えるにあたり
(2018-04-17)

3年に一度の障害福祉サービスや介護保険サービス等の報酬改定が行われました。

障害福祉サービス等の報酬改定率は+0.47%で法人全体でも500万強の金額にすぎません。

社会福祉法人改革における余裕資産、社会福祉充実計画の考え方からしても近未来の経営基盤への不安を.......

信念を突き通すためにすべきこと
(2018-04-13)

みんなのために良かれと思ってやっていることを、冷たい目で見る人たちがいます。

そういう人は、“縁なき衆生(しゅじょう)”と思って放っておきましょう。

あなたはあなたで正しいことを、自信を持って......

人間そのもの最高の価値と考える「人物教育」が必要です
(2018-04-11)

現在の世界における学校教育の目標や基本は、能力主義です。

勉強さえできれば、あまり人間性は問われません。

資本主義経済社会においては、人間は人材や人財と考えられ、金もうけの手段として考えられ......

その子が世界をどう体験しつつ生きているかという“眼差し”が大切!
(2018-03-22)

町田福祉園では「かかわりプランニングシート」というABC分析(応用行動分析)に基づくツールを使っています。

これは一般的に「ストラテジーシート」といわれているもので、行動障害に対して……

見える世界を変えて思考を切り換えること(2018-03-13)

東名高速での煽り運転による痛ましい事故が起きて以来、煽り運転に対して、世間からの厳しい目がさらにむけられるようになってきました。

ロードレイジと呼ばれるこの問題をテーマに、スティーブン・スピルバーグ監督が映画を作成したこともあります。

無名時代の出世作で・・・

「生」を大切にしましょう!「本当の想い」を受け止めましょう。
(2018-02-22)

身近な人が亡くなると、残された時間をどのように生きたらいいのか!という不安駆られます。

平均寿命が80歳としても健康でいられる時間は70歳なのです。

したいことは「数年のうちにしておかなければならない」「時間がない!」そんなふうに考えが脳裏をよぎります。

『福祉』とは、揺るがない安心があるということ。(2018-01-18)

『福祉』とは、揺るがない安心があるということ。 ゆるがない安心があるとき人は『幸せ』を感じます。 ゆるやかな中でしか人は育ちません。 

福祉人とは安心の提供者です。 『こころ』を抱きしめるという支援が必要です。

2017年を象徴する言葉は「北」でした。2017-12-21)

2017年を象徴する言葉は「北」でした。

不安定な世相に臆することなく、ご利用されておられる方々が少しでも笑顔でいられるように仕事をしていきたいと思っています。

私がもっとも影響を受けたフロー理論の真髄です!(2017-11-08)

「与えるのは自分のため」 エネルギーを与えようとすると自身のエネルギーが増すというフォワードの法則があります。

常は認知脳により外界、すなわち他者に依存した生き方を私たちはしているため、もらうことばかりを優先し、ほしいほしい、くれないくれないとノンフロー状態を自ら作り出しているのです。

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