人間そのものを最高の価値と考える「人物教育」が必要です
(2018-04-11)

現在の世界における学校教育の目標や基本は、能力主義です。

 

勉強さえできれば、あまり人間性は問われません。

 

資本主義経済社会においては、人間は人材や人財と考えられ、金もうけの手段として考えられています。

 

人間の本質が理性であると考え、合理的に物事を考えます。

 

基本的には、西洋には人格を成長させるという意識は存在しません。

 

学校では、理性能力に秀でた人間を育てることが期待されます。

 

その結果、理性能力は、技術的な能力として偏った成長を遂げています。

 

技術は、目的を実現するための手段です。

近代は、科学技術文明発達によって物質的に豊かになり、便利になったけれど、幸せになったとは言えません。

 

「携帯電話が発達して便利になったと」とは言われるけど、「携帯電話が発達して幸せになった」とは言わないからです。

 

最近では、あらゆる場面で人間の品格が問われ、人間性の劣化が憂慮されています。

 

「人間の本質は心。感性です。」

 

うつ病などの精神的な病気が増え、人間性の破壊、また環境の破壊が進み、多くの人が「理屈ではない、心がほしい」と叫んでいます。

 

東洋では、能力よりも人間性に秀でた人を尊敬する気風があります。

 

金銭や物質的な豊かさより、人間的成長を目標に努力する生き方が評価されてきました。

 

華道や茶道といわれる「道の思想」とは、人間の全ての行為の目標を「人格を鍛える」「人格を成長させる」ことにおいています。

 

「人間学」という言葉も最近よく雑誌などでも取り上げられてきました。

 

今後は、経済活動も「人格を磨く」ために行われる「人格主義経済」となり、教育も手段となる人下を創る人材教育から、人間そのものを最高の価値と考える「人物教育」が必要となってくるのです。

(感性哲学より)

  

 

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