(2021-10-22)
コロナ禍では、人々の生活基盤がこんなにもたやすく崩れ、経済的にも世界的な規模で壊滅的な被害を受け、パンデミックへの対応力の脆弱さを露呈しました。
また、世界規模の大きな変化のため、精神の消耗度合いも少なくないです。
そして、日本全体が同じ状況下に置かれているので、自分が疲れていることを自覚しにくくもなっています。
さらに、健康や生死にも関わる問題でもあるため、強い不安を抱いている人も多いです。
「いつ終わるかわからない」という先が見えない不安であることや、メディアやSNSを通じて常に不安にさらされてます。
在宅勤務などで孤立しがちな状況も、承認欲求や身体性の欠如、安心できる第3プレイス、カタルシスの場が失われるなど、メンタル面への影響も大きいのです。
新型コロナウイルスは有効な対処法がまだ確立されていないため、どのように対応すればいいのかがわからず、「無力感」にさいなまれている人も多く、自分が誰かに感染させてしまうかもしれない、愛する人を苦しめるかもしれない、という “ とらわれ ” を強く持ってしまう人もすくなくないです。
万が一、人にうつしてしまったときに、世間から糾弾されてしまうという恐怖感もそれを助長してしまいます。
蓄積された疲労は、無自覚で回復を遅らせているのです。
気づかないうちに不眠や食欲不振というファーストショック、イライラや傷つきやすくなるセカンドショックの中にいる人は少なくないでしょう。
ここまでは人前で繕えるので自覚は少なく、多くの人たちがこの段階にいると考えられます。
脳は、不確かさ、曖昧さ、見通しの立たない(わからない)状態が苦手です。
現実を客観的に認識し直すという作業が必要となるのです。
そして、その前にすることは、ネガティブなことのほうが記憶に残りやすい脳に、報酬を与えておく必要があるのです。
言わば認識のリセットです。
今すべきこと、心身ともに楽しいこといっぱいすること。
許容量の少ない子どもたちは、なおさら自然と触れ合い、人と会い楽しいと思える体験を今の内にしておくことが必要です。
政治がすることは、ワクチンや重症病棟の確保等で人々の不安を解消すること。
福祉人のすることは、社会から孤立していて不安にさいなまれている人たちと向き合い “ 今できることをする人 ” を増やせるように導くこと、繋ぐことなのです。
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