社会福祉法人みずき福祉会 八王子市障害者療育センターウエブサイトへようこそ

　はじめまして。施設長の太田紀子（おおたのりこ）と申します。　

 　八王子市障害者療育センターは、1999年12月の八王子市定例議会で「八王子市障害者療育センター条例」が可決され、2000年7月3日に長沼通所センター3階を全面改装して運営が始まりました。運営の開始にあたっては、ご本人ご家族、地域の肢体不自由養護学校関係者の皆様、先生方の10年にも及ぶ開設への運動の成果だったと伺っています。2020年には20周年を迎え、改めて、皆様がスクラムを組み、歩んでこられたこと、八王子市障害者療育センターの基盤を築き、丁寧に積み上げてこられたことに感謝と敬意の思いでいっぱいです。

　ちなみに2000年7月の開所式にて法人スタッフとして参加させていただきました。20数年経過し、施設長として着任することにステキな縁を感じています。

　私自身は2000年4月よりみずき福祉会に入職し、2022年9月30日まで八王子平和の家に勤務しておりました。社会福祉専攻ではなかった私でしたが、八王子平和の家の先輩から「いま見えているものの背景を考えること、利用者の方の言動には必ず理由があること、表情や体の動きなどのサインを見逃さないこと」など多くのことを学びました。そしてさまざまなエピソードを通して、ご利用者のみなさまには深い思いであふれていることをご利用者の方々から教えていただきました。施設入所支援、生活介護、短期入所などの経験の中で、たくさんの出会いを重ね、ご利用者の方々、ご家族、地域の方々などさまざまな思いに触れ、自分自身がこの仕事をする意味を考えながら、前に進んできました。こうした経験が私の支援者としての軸をつくり、スタッフとしてどうあるべきかのすべてをみずき福祉会で教わった『みずき育ち』のスタッフです。

　私が入職後、措置制度から支援費制度へ、そして自立支援法、障害者総合支援法とめまぐるしく制度も変わりました。ここ数年においてもコロナ禍、働き方改革など社会情勢自体も大きく変動していっています。そのような変化の中でも、「みずき福祉会」は人とのつながりを大切に、「私たちは、すべての人が安心して暮らすことのできる社会をめざしています」という法人理念のもと、ブレることなく、福祉＝幸せであると、福祉の仕事の魅力を発信し続けてきました。どの事業所においても、スタッフがいまの状況で何かできるのか、お一人おひとりの楽しみやニーズを考える思考になっています。

　八王子市障害者療育センターの運営理念は、One’s Stage「ひとりひとりが輝き」Calm Space「その人にあった心地よさを創る」です。この運営理念をもと、言葉や行動、視線、指先などからたくさんの伝えたい思いをどうくみとっていくのか常に考え、「今日もセンターに来てよかった！また来たい！」と感じていただけるように支援していきます。