失われた10年、20年、30年の最後にﾊﾞﾝﾃﾞﾐｯｸがやってきました。

映画の中でしか取り上げられない仮想の世界と思っていたことが現実となり、一年半の間に世界に蔓延してしまいました。

急遽作られたワクチンにより一時的に重傷者は減ったものの、変異を繰り返し陽性者数は驚異的に増えています。

昨年の春の集団ヒステリーのような状態は逸したものの猛暑と相まって心身ともに疲れています。

このような状況下でさらに職員に自粛や自覚的な行動を促すことが必要となっています。

感染対策を充分講じたマネージャー会議にて“どんな言葉を職員にかけたらいいのか”と尋ねたら次のような答えが返ってきました。

「やめることを考えるより、今何ができるか！今だから発見できることを考えよう」

「何もしない、どこにも行かないと職員はなりがち、この状況下でもできること、豊かな暮らしに繋がることを実現したい」

「できないことだけに焦点を当てるのではなく、コロナ禍での支援のスタンダードレベルを上げることを考えるチャンス」

等々の答えが続出しました。

思いもしないレスポンスに感動、感謝でいっぱいになりました。
「制限ある中で最善を尽くす」

「悲観は気分だが楽観は意思」

「能動的参加意識」　

他に手はあるのか！
ご利用者本位で、未来目線でデータとエビデンスを明確にし、組織が何を目指し、何をしようとしているのかを言葉で落とし込んでいる職員が多くいることが、曖昧模糊とした社会には必要なことです。

難関を幾度となく乗り越えてきて現在でも世界的な企業としてのポジションを維持しているソニーのビジョンは「テクノロジーと好奇心で世界を感動で満たす」ということです。

この時代,するべきことの明確化、価値の再発見、エモーショナルに強い人（人の気持ちを動かせる人）にアドバンテージがあります。