(2020-7-27)
数年前のことですが、ある高齢者施設でオムツを交換する時にスタッフが家族の前でも(家族以外でもイケないことですが)侮蔑的な言い方をして心理的虐待として大きな問題となり職員全員研修ということで、講師に招かれたことがありました。
一度の研修ではこのスタッフの中に培われた対応のパターンは簡単には変わらないのだろうな・・・と思いながら研修を終えたことを覚えています。
今年長女に子供がようやく産まれました。
男女のツインズで可愛くて、可愛くて・・・。
二人なので大忙しで私も会いに行くとすぐに哺乳瓶を渡されます。
そのうちぷ~んと臭ってきます。さすがに娘夫婦にしてもらいますが、すごく丁寧にオムツを替え、最後には “高い、高い”をしながら『気持ちよくなってよかったね!気持ちいいねぇ!』という声掛けをします。
そうすると赤ん坊は満面の笑顔で笑います。
そんな状況を見ていて、私自身の心も“ほんわか”してきます。
一日に5~6回あるオムツ交換は、ご利用者さんを幸せな気持ちにさせる最高の機会なのです。身体的に心地良い状態のときに心理的にも心地いい言葉を投げかける。
この機会を逃してはもったいない!
福祉は、幸せや豊かさを意味する言葉です。障害者支援施設(入所施設)は、ご利用者さんが若い時期から利用される方も少なくありません。
私たちとのかかわりの中で、その方の人生が決まってしまうのなら、その方が“幸せ”であるかということを支援の指針にしなければなりません。
一方、生活介護などの通所施設は一日のうちの数時間を過ごす場所です。
高等部を卒業してから高齢なるまでの日中活動を提供する場になっています。
その場がご利用者さんにとって空虚でつまらない毎日で、ましてや不安のある場であってはならないのです。
ご利用者さんにとって日中を過ごされる時間が“豊か”でなければなりません。
ですから、支援の指針は“豊か”であるということになります。
もちろん、幸せや豊かであるということはどちらにも必要なことですが、このように考えると、迷わなくなります。赤ちゃんが人として成長するように、母が親になっていくように大切なことだと思っています。
そんな価値を見いだせていく職場が、良い福祉人を養成し相互支援を生み出し共生社会を作り出すのだと、私は思っています。
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