町田福祉園施設長の林 良介です。
今まで私は「八王子平和の家」「町田福祉園」「八王子市障害者療育センター」、そして令和4年10月より再び「町田福祉園」と、法人内の3つの拠点事業所で勤めてまいりました。
就任にあたり、私の信念としています、利用者様の幸せにつながる職員の学び、在り方について述べさせていただきます。
このみずき福祉会では、どの職場でも同じように学べる、幸せに働くための6つのワードがあります。私は、そのワードこそがみずき福祉会の魅力であると考えています。そして、その魅力あふれる職場の在り方が、利用者様個々の幸せにつながっているのだと確信いたしております。
みずき福祉会で働いていて、一番にやりがいを感じるのは、自分自身の成長が、利用者様への支援の向上に繋がることが実感できることです。
みずき福祉会では、どの事業所においても、相手に喜んでいただくために精一杯努力するスタッフの姿勢を大切にしています。「尽くす」「貢献する」「応援する」ことは、人として生きる究極の目的であるのかもしれません。
自分が他人のために努力したことで感謝していただけた時、私達は本当に心の底からの感動を味わうことができるのです。「尽くす」ことの本質はまさに生きることそのものなのではないでしょうか。それらはすべて、利用者様との関わりの中から学ばせていただきました。「利用者様を支援している」つもりが、実は私たちが成長させてもらっているのです。
本当にご利用者の役に立ちたいと思ったら、役に立てるだけの知識と技術と経験を磨くことが大切ですが、いつも心をフローな状態で保てるかどうかもとても重要です。
フロー (英: Flow) とは、人がそのときしていることに、前向きな気持ちで没頭でき、精力的に集中している感覚が得られている状態で、その過程において達成感と更なる行動意欲が盛んな精神的な状態をいいます。
人の行動やパフォーマンスが心の状態の影響を受けるようにできている以上、心の在り方を切り替えるスキルを身に付け、フローな状態で仕事に携わることにより、最も良い結果を導けるのです。
みずき福祉会では、ストレスを感じネガティブな感情に陥りそうになったときに、それを切り替える脳の使い方を意識するように伝えています。例えば、言葉を変えるだけでストレスを解消し、自分の反応や感情を変えることができるのです。辛いと思ったときこそ「よかった!」、ピンチの時こそ「チャンス!」と言ってみるのです。すると脳の中で、「何がよかったんだろう?」「このことは、何のチャンスなんだろう?」と探し始め、心の状態が切り替わります。
④働きやすい職場環境がより良い人財に育てます。そして、その人材が利用者様の幸せを築きます
仕事をする上で重要なことの一つに、職場の人間関係があります。よりよいチームづくり、働きやすい職場環境づくりに必要な最初の一歩は、相手への見方をプラス視点に変えることです。利用者様、ご家族、仲間の支援スタッフのマイナス探しではなく、プラスの視点で見る、徹底して良いところを探し出すのです。
さらに、自分自身に対しても良いところを認め、プラスの視点で自分と向き合ってください。自分が今までやってきたことをマイナスの視点で見る癖があるとしたら、視点を変えて見つめ直してみましょう。
みずき福祉会では、感謝の気持ちを大切にしています。職場を良くしていく責任はまず自分にあると考え、自分に関わる人への感謝を見つけて「ありがとうございます。」との言葉を伝えるだけで、職場の人間関係がどんどん良くなっていきます。その上で、それぞれが今自分に何ができるのかを考え、提案し、お互いに肯定し合いながら、まずできることから行動を起こすことが重要です。
⑤学びの文化が随所にあります
福祉の専門分野で学んだことだけが大切かと言ったら、そんなことはありません。どんな知識や経験も、人の幸せを実現する為に役立てることができます。他分野だから福祉に関係ないわけではなく、何らかの形で利用者様の支援に還元することができます。
また、知らないことがあることが恥ずかしいのではなく、知らないことがあることに気付いたのに、それを学ぼうとしないことが恥ずかしいのです。
みずき福祉会には、様々な分野の研修の機会があります。私たちは、質の高い支援をするために、人として成長できる「学び」を「喜び」としてとらえています。また、自ら学ぼうとする姿勢が、主体的に未来を切り開き創造していく、自立型人材への成長へとつながっています。
⑥福祉は未来課題の仕事です
福祉の仕事は特別な仕事ではありません。そして、幸せになるための基本が学べる素敵な仕事です。
ですが、現代社会において福祉はまだまだ未成熟で未来課題をたくさん抱えている分野であると言えます。
私達と一緒に、みずき福祉会で福祉の将来性を見つめ、この仕事の魅力をさらに高めていきましょう。福祉の仕事を面白く、豊かなものにしましょう。
人は面白いものほど一生懸命やりたくなり、その結果、支援方法などあらゆるレベルも進歩していくことでしょう。自分自身が夢を持ち、仕事を楽しんでやっていくことで、どんどん自分自身が成長していく姿を実感できます。
こうした職員の在り方を大切にして、私たち障害者福祉従事者は、福祉の仕事に誠実に取り組み、その魅力を発信し続けることで、福祉=幸せ、豊かさであると、社会的認識が得られるように努力し続けます。
最後に、私からの全ての人へのメッセージを記して、ご挨拶とさせていただきます。
「私、林 良介は、少し元気のなくなってしまった人(ご利用者もスタッフも)に、ただそこに居るだけでホッとするような暖かさ、安心感を与える小春日和の太陽になります。」
東京都八王子市美山町279番地
東京都町田市図師町971番地2
東京都八王子市長沼町1306番地4
東京都八王子市下恩方町925番地1
東京都八王子市美山町1735番地1
東京都町田市図師町971番地2
(町田福祉園内)
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