お客が求めている価値を理解し、それを提供することをマーケティングといいます。

その価値を探るために聞き取り、調査、分析をします。

そのデータは、顧客の無自覚な領域も含め、言葉と違うニーズ、ペルソナまでも読み思い描く力を必要とされます。

Hうどんチェーンは、数年前、巨大ダイオウイカが水揚げされ大きな話題になった時に、このイカのてんぷらをメニューに入れると公表し売り上げが倍になりました。

さらに、財布の奥に眠っている期限切れのクーポン券を「大復活祭」と銘打ち使用できるようにし、これも好評を博しました。

2019年にTＶの広告費はSNSに抜かれました。

しかしながら、これもスキップされ広告を観てもらえない状況が続きました。

そこで考えられたのが、映画やドラマ、動画配信の中で商品を使ってもらうというプロダクトプレイスメントという手法なのです。

ジェームスボンドのアストンマーチン、アニメ「君の名は」の中の看板（実際にある商品名）、再生回数の多いユーチューバーへのロゴ入りのウエアや道具の提供は視聴者の記憶に刷り込まれ、大きな収益へと繋がっています。

社会福祉はエッセンシャルワークで、誰にとっても必要なものであるという認識は国民にあります。

しかしながら、その費用は税金により支払われており、予算消費型産業とみられ、厳しい視点のなかにあるのも事実です。

アフターコロナではさらに厳しくなることは容易に想定されます。

また、テクノロジーを進めるなど新しいものを取り入れていくというインセンティブが効かない業界だと思われていることも大きな課題です。

本来、社会福祉は共生社会・SDGsな未来にもっとも関係の深い業界なのです。

アセスメントは正にマーケティングなのです。

社会福祉はニーズに応じて発展的な支援をするものです。

世界は助け合わなければ成り立たない時代の中に私たちはいます。

より良い未来を創るために私たちは何をすべきか！

人を大切にするという今ある強い思いしかその未来を保証しないのです！

水平思考で重層的な相互支援社会の構築のために、”動きを始める"ことが、今、求められているのです。