ミッション・ビジョン・バリューのオーソドックスな定義についてお話しします。

ミッションは組織が果たすべき使命・役割であり、

具体的には目的、事業領域、経営方針、経営戦略などです。

ビジョンは組織が目指す将来のある時点での状態、あるべき姿をさします。

そしてバリューは組織が共有する価値観です。

従業員の判断基準となる行動指針や行動規範のことを言います。

ミッションが社会における会社の存在意義（抽象的・存在理由）を表し、

ビジョンが社会における会社の理想状態（具体的）を、

バリューがそのために大切にしている共通の価値観である

（倫理的・道理・筋道）を明文化しているのです。

 

私たちみずき福祉会のミッションは

「私たちは、すべての人が安心して暮らすことのできる社会をめざします。」

ということで、ビジョンは理念を実現するための４つの柱で、

幸せへの支援・・・ご利用される方々の思いを大切に、「幸せ」だと感じられるように支援します。

暮らしの実現・・・柔軟で自由な発想と創造性を発揮し、より豊かな暮らしを実現していきます。

支えあう支援・・・共に支えあい、人とのつながりを大切にできる社会となるようつとめます。

学びの文化・・・質の高い支援をするために、人として成長できる「学び」をしつづけます。

それでは、バリューは何なのでしょうか？

まずは「機能」を考えてみます。

排泄・着脱衣・食事の介助のことが思い浮かびます。

価値ある行為とは、そのことをすることにより、

ご利用者が安心に包まれたり、幸せを感じたり、

興味あることを築いていくことにより世界観が広がるなど、

人生が豊かになるための心の栄養が入っていることを指します。

機能だけを担うだけでは“福祉”とは呼ばないのです。

このことに気が付いている人たちは、仕事そのものから大きなエネルギーを得ることができます。